当塾の考え方において、「仕事や勉強における成果とは能力と責任の掛け算によって決まる」ということをお伝えしました。
能力 × 責任 = 成果
ここでは、更に責任と能力の関係性について詳しく解説させて頂きます。
責任が先?能力が先?
多くの人が「能力があるから責任が取れる」と考えています。例えば、病院に入院している時に、医療ミスによって病状が悪化した場合、その責任は医者にあります。これは、普通の場合、医者は患者を治療する能力があり、患者は治療が正しいかを判断する能力を持っていないからです。つまり能力を持つ側が責任を持つべきという考え方です。
ですが、勉強に対してもこのように考える人がたまにいます。「自分たちにはどのような勉強をすれば良いかを判断する能力が無いのだから、成績が上がらなかったら、責任は能力を持っている側つまり学校や塾の側にある」という考え方です。
ですが、この考え方は大間違いです。これは「無能な人間は無責任で良い」という考え方です。
こういう人は「能力が身についてから責任を引き受ければよい」と考えているのでしょうが、こういう考え方をしている人はまず間違いなく一生無能なまま人生を終えることになります。
責任によって能力が身につく
勉強や仕事においては、「能力を身に着けてから責任を持つ」という考え方ではダメです。
逆です。「責任を引き受けるから能力が身につく」のです。
つまり責任の方がスタートという順番が正しいのです。人は責任を自覚するからこそ、必死に考え、決断し、行動するのです。その結果能力を身に着けることができます。
「自分には責任は無い」と考えている人は、考えず、決断せず、行動もしません。考えもしない、決断もしない、行動もしない、そんな人間が能力を身に着けることが出来る訳が無いのです。
もちろん、物事には程度がありますので、自分の能力では対応不可能な過剰な責任を引き受けるようなことはするべきではありません。ですが、新しいことに挑戦する時には人は必ず自分が出来ていないことをやることになるのですから、自分の能力より少し大きな責任を引き受けようという意識を常に持ち続ける必要があります。
そのため、小学校低学年の子供であろうと、「まず、自分の責任を自覚し、自分から行動する」ということを学ばなくてはならないのです。学習塾の場合で言えば、「月謝を支払っているんだから、子供の成績が上がらなかったら塾のせいだ」とか、「先生の言う通りに勉強してるから、成績が上がらなかったら先生のせいだ」と言う風に考えていた場合、能力以前にダメです。
特に当塾はリモートでのサービスを提供しているため、こういう考えをされていたら全く成果は期待できません。こういった考えで当塾のサービスを受けることはお金をドブに捨てるのと同じだということは断言します。