個別指導の学習塾は塾側が生徒一人ひとりに合わせて別々の指導をしています。つまり、様々なことを個々に合わせて変えることが美徳という考え方です。ですが、ビジネスの世界ではこれと真逆の考え方をします。つまり、あらゆることを可能な限り統一するべきであると考えます。
学習マネジメント塾では、ビジネスに基づいた考え方をしますので、一般的な学習塾とは違い、あらゆることを可能な限り統一するというやり方を採用しています。つまり、”最強のワンパターン”を作るという考え方です。
統一する方が効率が良い
仕事にしろ、勉強にしろ、物事は出来るだけ統一した方が効率が良いのです。例えば、ある会社がA,B,C,Dの4つの製品の開発と製造を行っていたとします。もし、それらの4つの製品の開発過程、使用する部品、外部調達する部品の仕入れ先などが全てバラバラだったらどうなるでしょうか?
開発過程が全く異なっていた場合
開発手順がそれぞれの製品で全くバラバラだった場合、製品Aの開発メンバーが製品Bの開発に加わった時に、一から全てを把握するのに非常に長い時間がかかってしまいます。
共通部品が全く無い場合
製品Bと製品Cの両方で使用できる部品があれば、製品Bの売れ行きが悪かった時に、製品Bの部品を製品Cに使用することもできますが、共通部品が無ければ丸ごと在庫になってしまいます。
外部調達部品の仕入れ先が全く異なっていた場合
製品Cを開発後に製品Dの開発を行う時、製品Dの外部調達部品の仕入れ先が製品C同じであれば、調達先の会社の品質や製造能力の監査は最低限で済みますが、全く違っていれば、それらも全てやり直すことになります。
このように、物事は可能な限り統一した方が、時間・手間・お金などのコストを節約することができるため効率が良いのです。これらの他にも、ビジネスにおいては効率化や利便性を高めるための様々な統一された基準が採用されています。例えば、ソニーのテレビにパナソニックのブルーレイレコーダーを繋げて見ることができるように、他社同士の製品を組み合わせて使えることを我々は当たり前に感じていますが、これは会社同士が”規格”という統一した約束事を守っているからこそできることです。
ビジネスの世界は”統一する”ことでコストパフォーマンスを向上させ、それによって世界全体の暮らしを豊かにしてきたという歴史があるのです。
学習マネジメント塾における最強のワンパターン
学習マネジメント塾では、一人ひとりの生徒にきめ細やかな指導を行うよりも、生徒全員から衆知を集め、全員で活用できる最強のワンパターンを見つけて、それを共有するという戦略を取っています。その方がコストパフォーマンスが良く、最終的な成果はずっと大きくなるのです(これについてはコストパフォーマンスのページに詳しく書いています)。
生徒ごとに志望する大学や学部は異なるため、どうしても統一できないものはあるでしょうが、基礎の部分には共通するものが多いのです。そのため、基礎で用いる教材(英単語集や数学の基礎問題集など)や勉強法は統一したものを用います。その方が効率が良いですし、生徒同士で教え合う時にも同じ教材や勉強法を用いている方が格段に教えやすいはずです。
また、当塾は勉強そのものよりも勉強のマネジメントを教える学習塾ですが、マネジメント手法は統一することが容易なのです。マネジメント手法とは学習計画の立て方、進捗管理のやり方、学習時間を確保する方法などですが、これらは生徒が志望する大学や習熟度の違いにほとんど影響されません。勉強がよくできる生徒もそうでない生徒も勉強時間を確保しなくてはならないということに変わりはありませんし、医学部を志望する生徒も法学部を志望する生徒も学習計画を立てたり進捗確認を実施しなくてはならないということに変わりはないのです。つまりマネジメント手法は非常に応用が利く上に最強のワンパターンを作りやすいのです。
このように、学習マネジメント塾では、基礎の部分では教材や勉強法を統一し、学習のマネジメントにおいては最も効率が良いと考えられる統一された手法を共有することで成果を最大化します。当塾はこのやり方が最も成果を出せる方法であると確信しています。